tori_kago’s blog

イラスト載せたりします

親知らずを抜歯した話

 

経験がもったいないから文字に残す。

 

左上の親知らずを抜きました。

上の親知らずと下の親知らずでは抜歯の難易度が違い、下顎はがっしりしてるから横を向きやすく抜き辛く痛いらしいので上でよかった…他の親知らずももう生えないぽいから最初で最後の経験です。

 

かなり人気で予約も取れない、処置が早く治療も上手い歯医者だったからか、痛くは無かったんですよね。生え方が真っ直ぐだったのも良かったらしい。むしろ貴重な経験も出来て良かったかも。

抜くまでに散々父に脅され(親知らず抜いた経験ない分際で)母にも脅され(3本抜いたが全て痛かったらしい)たけど杞憂でした。

 

 

その日に抜く訳じゃないのかなと思っていたのですぐ抜くと聞いて驚いたのですが、治療時間は全て合わせて45分程度でした。

流れはレントゲン→麻酔→抜歯と言った感じ。

 

レントゲンはめちゃくちゃ時間かかるイメージあったのですが昔より格段に技術が上がっているのか数分で終わりました。

レントゲン撮る際「2000円かかっちゃうけど…」と言われ、そういえば抜歯っていくら掛かるんだ?足りるかな?と思ってドキドキしたけど会計3000円で、抜歯って1000円なんだやすぅい…と思いました。私だったら人の歯抜くなんてメンタルやられちゃいそうだからもっと欲しいけどな…

 

余談終わり。

麻酔は当然ながら待ち時間は妥当に長かった。1番時間かかったの多分麻酔回るまでの待ち時間だと思う。

歯茎の両側から麻酔をした。外側は麻酔の量多めで、裏側は量は3分の1だけど痛い場所なのでたっぷり3倍ほどの時間をかけて注射するらしい。チクッとした。注射とか「痛くしていいですよ」って意図で構えて硬直するのでいつも医者や歯医者に多めに励まされる。もっと痛くしていいですよ。

ロキソニン飲んで10分15分くらい待機したのかな。

 

そしてついに抜歯。

直前に「耳の近くだから、ゴリゴリって怖い音がすると思うけど、そういうものだから、必要以上に構えなくて大丈夫だよ」と宥められる。分かりました。まあ構えるんですけどね。

 

治療開始。

ゴリリ…ゴリリ…と不穏な音が口の中から聞こえる。順当に怖い。「抜くね〜」そう言い、先生が力を込める。2秒後「もう半分抜けたよ〜」「え゛っ」「はははっもう3分の2くらい。えって思うよね〜はい抜けた〜」

処置時間1分も無かった。色んな患者がいるだろうし最適化されてるんだろうな。それにしても早すぎる。

終わったあとはすぐに止血用のガーゼを噛まされておしまい。

 

抜歯した歯を持って帰るか聞かれて、キモいけど持って帰りたかったからくださいって言って貰った。父にあげる。キモい。

 

そろそろ麻酔も切れてきたけど痛みは無いな。或いはロキソが効いてるのかもしれない。

先程ガーゼをとってスカスカになった空間を舌で確かめた。何かを失ったけど何を失ったのか思い出せない、そんなノスタルジーな気持ちです。血の味がする。うめえ。